トコジラミを駆除できるまで苦労した実体験
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- [投稿]2024年4月4日
トコジラミを駆除できるまで苦労した実体験
トコジラミ駆除の方法はおおよそ把握できたわけだけど、その方法にたどり着くまでにいろんなことがあったのだよ。経験者は語るというか、実体験しないと分からないことばかりだな。ということで、トコジラミ駆除に効果のある方法、効果のないこと、まとめて書いていくぞ。実体験だから時系列で書いていく。
タイトル横の★の数が多いものは効果があったってこと。★5つが最高ね。
目次(タッチで開閉)
トコジラミ駆除の業者に依頼する【効果少なめ★★】
トコジラミ駆除に関することをネットで調べてみたら、結局は専門業者に依頼するしかないみたいな情報ばかりだったから、いきなりだけど依頼してみたよ。「こんなに手間かかるんなら最初から依頼しときゃよかった~。」ってなりそうな気がしたんで。
結論から言って、トコジラミの数は減った。でも絶滅はしなかった。
怪しい業者にぼったくりされるのは嫌だったから、誰でも知ってる超大手掃除器具レンタルの会社がやってる害虫駆除サービスに見積もりしてもらった。そんな大手でも絶滅はさせられなかったわけだ。
どうして専門業者でも無理だったか、考察を含めて以下にまとめてみる。
トコジラミ駆除に慣れてない
嘘みたいな本当の話。業者の人が来た時、ちょうど壁をトコジラミが歩いていたのだが、写真を撮って「トコジラミですよ!」と興奮していた。初めて実物を見たのか?
多分、ゴキブリやシロアリは慣れてるんだろうけど、トコジラミには慣れてないんだろうと思った。
布団や衣類は駆除対象外
これ結構致命的。トコジラミは布団の中に巣を作ったりするみたいなのに。壁、床、ベッドとかの木製品と、ベッドマットまでは対象だけど、布製品は傷めてしまう可能性があるからという理由で、熱処理的なことをやってくれなかった。
・・・という感じ。念のためにもう一度書くけど、絶滅はしなかったが数は減ったと思う。部屋中に冷凍スプレーみたいなのを散布して、成虫と卵を凍らせる手法だった。依頼するまでは部屋のあっちでもこっちでもトコジラミが歩いているのを見かけたけど、依頼してからは見かける頻度は減った。巣や卵は破壊できなかったけど、その辺を歩いてるトコジラミは駆除できたって感じかも。
まあ、自分が依頼した業者が外れだっただけかもしれないんで。もしトコジラミ駆除を業者に依頼するなら、これだけは気を付けた方がいいってのを別途まとめてみた。経験者は語るのだ!
トコジラミ駆除業者の選び方
トコジラミ駆除の業者に関する情報として、最後に。25m²未満のワンルームマンションで10万円くらいだったよ〜。高いよ〜。なので、業者への依頼は慎重に。
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トコジラミの罠を設置【効果なし】
トコジラミ駆除の業者は約1か月おきに3回くらい来てくれた。(さすがに一発でトコジラミを駆除できないくらいは把握してた。)で、その間にもトコジラミを捕えられたらと置いて行ったのがこれ。ゴキブリホイホイならぬトコジラミホイホイ?
(画像)
結論、効果なし。
超小型のトコジラミが2匹だけ獲れていた。よく見ないと気づかないくらい小さいの。まだ血を吸い始めてもないんじゃない?害ないんじゃない?ってか、25m²未満のワンルームマンションに20個くらい設置して、数か月経って超小型2匹?
そもそも、トコジラミの駆除業者がこういうの置いていく時点で矛盾があるのだよ。この程度の罠でトコジラミを捕らえられるのなら、業者に依頼する必要なんてないし。この罠製品、ネット通販でも普通に売ってたし。
罠とはいえ、要は害虫駆除の薬品でしょ?薬品が効かないってのがトコジラミの厄介な性質なんだから、こういうのに期待するのはNG!
コインランドリーで布団やら衣類を熱処理【効果なし】
トコジラミ駆除業者の人に勧められたのがこの方法だったんだけどね。布団や衣類などへの対処はしてくれない業者さんだったから、だったらということで教えてもらったのだけど。
結論、もっとも無駄な作業だった。
コインランドリーで洗濯をするわけじゃなくて、乾燥だけやって熱でトコジラミを駆除できるかもという理論だったのだけど、トコジラミが何度の高熱で何分なら死ぬと仮定しても・・・コインランドリーの乾燥温度、何度なの?コインランドリーの店の人に聞いてもしらないし、もちろん機械に書いてもない。つまり、トコジラミを駆除できる温度という確証がない!
そもそも、近くにコインランドリーがない人はどうするのって話。車に積んでく?車がない人は?ほら、誰にでも出来る対処法じゃないでしょ。そんな方法は最初から検討外ですわ。
自分は大きな布団と大量の衣類を持って歩いてコインランドリーを何度も往復した。時間も金もかかったし。バカバカしい作業だった!
スチーム系の機器で熱処理【効果なし】
「トコジラミに効く殺虫剤はない。熱で駆除するしかない。熱処理できるアイテムはこれ!」みたいな感じで、よくネット情報で見かけるのがこの方法。スチームクリーナーやらスチームアイロンやらでトコジラミを駆除しようというのだが・・・。
結論、やめておけ。
スチームクリーナーとかスチームアイロンってのはこんな家電ですわ。
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有名メーカーのものでも2,000円とか3,000円とかで購入できる。中途半端なトコジラミ駆除業者に依頼して数万円〜数十万円支払うのに比べたらもちろん安いし、コインランドリーに行く手間と比べても手軽。何十回もコインランドリーに行くことに比べたら費用的にも安く済むし、コインランドリーと違って何度の温度の熱気が出るとか分かるんで、この温度で何分間熱処理したらトコジラミの駆除ができるかも!?と期待はしたんだけど・・・。
部屋中ビショビショになるのよ。スチームって蒸気だから、ってことは水だから。布団はビショビショ、家具もビショビショ、フローリングの床もビショビショ・・・。仮にトコジラミを駆除できたとしても、カビが生えたり木材が腐ったり、もっと被害が増えるわな。
スチームクリーナーって、本来の用途がキッチンとかトイレの落ちにくい汚れを落とすためのものなのですわ。つまり水回りね。水回りならビショビショになってもいいのだろうけど、家具とかカーペット相手に使うものではないですわな。そりゃそうだ。
じゃあスチームアイロンは?スチームクリーナーとは別に、衣類の熱処理用に購入してみたけど・・・。無理。これに関してはコインランドリーより手間かかりすぎ。
一着一着ハンガーにかけて、スチームアイロンをかけて・・・このペースだと何日かかるんだろう?数着終わって残りは次の日、なんてやってたら、アイロンが終わった衣類にその間に新たにトコジラミが卵を産み付けたらそれで無駄骨になるし。とか考えて、あきらめた。現実的に無理!
捨てる、もしくは密閉する【効果あり★★★★】
結論、効果あり。
と言うか、これを避けては通れない。超重要な事象よ、これは。そして超大変。手間がかかるというより、重労働というより、何というかとにかく面倒、大変。でもこれは避けられない。
トコジラミの脅威は「どこにいるか分からない」ことだと実感してきた。だから、捨てられるもの捨てていこうと思ったんだけど、もともと物を捨てられない性格なのよ。使ってないカーテンとか、古くなった座布団くらいなら速攻で捨てられたけど、布団やら大量の服とか、さあどうしようとなってしまった。
そこで思いついたのが「とりあえず撤去」という発想。ベランダのあるワンルームの部屋だったので、置けるだけベランダに置いた。もちろんベランダのスペースにも限界があるので、部屋の中のもの全てをベランダに置けるわけじゃない。服とかはビニール袋で密閉してそのまま部屋の中へ。仮に服にトコジラミがいても、行動を封じるという発想ね。
とは言え、ベッドやら床全体のカーペットやら、さすがにこれは移動も密閉もできないというものもある。しかしそれでも、少しでも部屋の中のものを減らすというのが重要なんだな。
実際自分も布団をベランダに出して気付いた。
「あ、トコジラミの出没数が明らかに減ったな。ということは、布団には巣があるだろうから捨てよう。でもまだ出没する。他の箇所にも巣があるはずだ。どこだ!?」
ってな感じで、物を減らせばトコジラミの生息域が絞り込めるのを実感した。これは大きな進歩だったよ。
待ち伏せ系殺虫剤でトコジラミを殺す【ある意味効果あり★★★】
実際には殺せてなかったかもしれないけど、トコジラミを見たくない時にはおすすめ。
駆除業者に依頼したり、コインランドリーに行ったり、粗大ごみを捨てたり、いろいろやってきたけど、その期間がもう半年くらいになっていたわけだ。さすがに疲れるよ。
確かにトコジラミの数は減ったけど、まだ出る時がある。目が覚めて天井やら壁を見て「あ〜また出てる〜」って思うあの絶望感。それに対する慰めくらいのつもりで以下のスプレーを使った。
(画像)
トコジラミが薬品で駆除できないのはもう学んでいたんで、本当に気休めくらいのつもりだったんだけど、これが意外に効果的だったのだよ。スプレーして約1か月はトコジラミを見なくなった。その後、また出没したけど、またスプレーしたら約1か月は見なくなる。
結果的にこれがトコジラミの動きを封じて巣を増やさせなかったから完全駆除の足がかりになったんじゃないかと思ってる。
でも、最初からこのスプレーを使っていたらどうだったんだろう。数が減ってきた段階だから効果的に思えただけかも、という感じはある。
アイロンで超高熱熱処理【効果絶大!★★★★★】
結論、これでトコジラミが1匹も出なくなった!
そういう意味で効果絶大って書いてるけど、部屋の中の物を捨てたり薬品スプレー使ったりの経緯があってのことかもしれないけどね。でも、本当にこれが最後の対処だった。
部屋の角とかに黒い点々がある箇所があって、それがトコジラミの糞で、そこに巣がある可能性くらいは考えていたのですよ。でも、駆除業者が大がかりな作業でその箇所にも何やら処置をしていたから、そこのトコジラミはもう撲滅してるだろうと思っていた。とは言え、この段階で他に思いつく処置がないし。だったら試しにもう一度熱処理でもしてみようと考えたわけだ。
ここでのポイントは
- ×熱処理
- 〇超高熱での熱処理
だったな。今思うと。最高温度にしたアイロンを壁に近づけたのよ。
駆除業者は熱じゃなくて冷凍の装置を使っていた。熱なら自分でもスチームクリーナーとかでは試した。で、なんとなくだけど、冷凍とか高熱とかその程度の破壊力じゃ足りないんじゃね?と感じたからアイロンを試してみたんだ。結果、超高熱という破壊力次第だったのかも。
トコジラミは100度の熱で数秒で死ぬとかどっかでみたけど、アイロンは180度だった。アイロンを近づけた時間は数秒だったけど、やっぱりそのくらい超高温じゃないとダメなんじゃね?という自分なりの結論になった。
まとめ
このページで書いている内容は実体験の羅列、つまり武勇伝みたいなものだ。その経験を元にトコジラミ駆除のポイントをまとめてあるから、実際にトコジラミで苦しんでいる人は以下を読んでもらった方が良いと思う。物の捨て方とか、アイロンの近づけ方とか、具体的な方法を詳しく説明してるんで。
カテゴリー:トコジラミ